それは留学を決めた子達が長い長い年月をかけ、沢山の涙を流してはまた立ち上がり留学への切符を手にしたからです。

切符をもらえたらプロダンサーというゴールに一直線かと思いきや、そこからまた振り出しに戻ったかのような厳しい日々が始まるのです。

1日たりとも無駄にせず、必死に自分と闘いながら走ってきた彼女達のここまでの道のりを形にしたかった、その想いを込めてこの「留学物語」を作らせて頂きました。

そして彼女達を立派に育てた親御さんから見た「バレエ留学」とはどんなものだったのか。そこもどっさりと語って頂きました。

ここに載せた3名の親御さん達はあっぱれでした。この親でなければこの子はここまで行かなかっただろう…と側で見ていた私は何度思ったか。

バレエはもちろん見た目の美しさや技術が必要です。ですが、その事以上に大切な事を気付かせてくれる内容になっているのではないかと思います。

沢山の文章作成に快くご協力下さった本人と親御さんに心から感謝申し上げます。

ナツキバレエアカデミー代表 秋山夏紀